思いで

最近こんなネットニュースが挙げられていました。

 

レコードの売り上げ、CDを上回る 米業界団体報告 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 

CDやレコードは売れなくても今やストリーミングが音楽の全売上の85%を占める | TechCrunch Japan

 

CDが売れず、ダウンロードやストリーミングが主流になってきたって話は、ここ数年よく耳にします。そして、上の記事では、CDに代わってレコードがCDの売り上げを超したと伝えてあります。

 

たしかにCDって普通はもうあまり買いませんよね。ですが、自分の場合は時たまCDは買ったりします。ただ基本新品では買いません。新品CDを買うときは、たいてい、気に入ったバンドが出しているデモCDとか、ライブハウスの物販で勢いで買っちゃいます。後、数年前までは、ハロプロを少しばかり追っていた口であったので、よくシングル盤アルバム盤等を購入していました。それについてはまたいつか。

 

一方で、中古でならいまだにCDは買います。BOOKOFFなどによく行くことが多いので、最初は目当ては違くても、気づいたらCDコーナーに居て、格安コーナーで気にはなってたけどレコードで買うと高くつくし、とりあえず買って聴いてみるかーって感じで買います。後は、CDが投げ売りされていたりした場面に遭遇すると、別に欲しくもないのに、どんなものがあるのか覗いているうちに、手に幾つか抱えていることに気づいたり。

 

ストリーミングでもいいじゃんってなりますけど、やっぱモノで欲しくなるタチなんです。ストリーミングも利用はしていますけど、あまり多用はしていないです。後、CDであれば、一応は選曲はできますけど、アルバムとして通して聴くことができる。それもストリーミングでできますけどね。それとやっぱストリーミングで聴いても覚えてないんですよ、その内容を。

これってけっこう大切なことだと思うんですけど、後から振り返った時、まずストリーミングの場合、そのモノ自体が手元にない。あるのは携帯機器か、パソコンていったところでしょうか。一方で、レコード、CD等のフィジカルはそれを手に取れば、「これはどこどこでいつ頃買ったな」と、漠然と思い出せます。もしそれが、お気に入りの盤であれば、明確に。確実にそれは思い出として、自分の中に蓄積されていることを実感します。

 

しかしながら、決してアンチストリーミングという立場をとるわけではありません。使い分けが自分の中では理想だなって思います。

なんとなく音楽は聴きたいけど、なんかちょっと新鮮な普段聞かないようなものを聴いてみたりするときはやっぱりストリーミングは便利です。ドライブするときとか、BGM的なものとして。

ただ主体的に聞こうとするなれば、やっぱりパッケージだと思います。手に取って、歌詞カードを読んだり、時には据えた匂いを感じたり。扱い方が雑で傷が入ってへこんだり。

 

 とここまで、一般論の焼き増しのような意見をつらつらと書いてきましたが、何が記憶に残るか残らないかって、やっぱ人それぞれなんだろうなと思います。というか、その人の生活環境とか?

一時期CDやレコードを買ってない時期があって、ストリーミングではなく、よくBandcampを利用していました。Bandcampは誰でも音源を上げることができて、価格設定もそのアーティスト、バンド次第で自由に決められたりする、音源共有サイトです。

そこで、当時色々な音源を購入してダウンロードして聴いてました。その時に購入した音源等は今でもたまに聴くものがあったり、それを聴いたりすると、当時のことを思い出したり懐かしい気持ちがします。

確かにそれらは手元にはありませんが、間違いなく自分の思い出の一旦を担っています。

 

基本的に若い世代の人達は、パッケージを購入したりしないと聞きます。でもその人たちにとってはストリーミングで聴くことが当たり前で、それに慣れ親しんだ人たちにとっては、それはそれで後々に思い出として蓄積されているのかもしれません。

だから、そういう聴き方にとやかく言う人たち(イマノワカモノハー種族)を信用したりしてはいけないと思います。

そして、ストリーミングで聴いた音楽でよかったものがあれば、それは思い出として、フィジカルを購入すればいいはずです。